研究成果の一部
1)平成18年度
、
・群山土地台帳調査
・国際ワークショップ「解放後と解放前:連続と非連続」
・韓米日3大学次世代研究者国際ワークショップ及び調査
植民地近代研究の展望―在朝日本人の口述調査を中心にー
論文:23編
(2)平成19年度
・崔承喜研究
・藤田亮策研究
・国際研究集会2007「植民地朝鮮の文化」
論文:28編
3年目を迎えた本年度は、初年度の「解放後と解放前:連続と非連続」、2年度の「戦前と戦後に活躍した日韓2人の文化人:連続と非連続」などを研究した成果を踏まえて、3年目には、朝鮮半島からの引揚者によるオーラルヒストリー調査を中心にして、以下の研究を展開した。
(3)平成20年度
・論文「『敗戦国ニッポン』に帰りたくなかった日本人」
・影印『朝鮮総督府終政の記録』
・影印『京城日本人世話人会報』
・データベース「朝鮮半島の引き揚げ体験」
これらの影印は、従来はその名を知られていたものの、実態が知られていなかったために、未開拓な資料でもあった。本報告書による公表によって、その二つの資料へのアクセスが飛躍的に容易になったといえるはずである。その資料紹介を兼ねて、さらにはいかなる資料的価値を有するかを具体的に検討した論考が拙稿である。この中で提出した作業仮説は、今後の日本統治期朝鮮半島研究を展開する上で有益な視座となると信じる。
・スローガンという公式言語の多義性
・在朝内地人という新概念の提出
・統治の終焉、統治の真空地帯・インフレーションの発生
・オーラルヒストリーを活用した記憶の歴史化
3年間にわたる研究課題「植民地支配終焉と朝鮮解放の歴史像再構築」が無事に終了できたのも、多くの方々の協力の賜物である。一
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